今回は、関東地方から北海道への引っ越しで利用した商船三井フェリー『さんふらわあ』を紹介します。
商船三井フェリー『さんふらわあ』は、茨城県の大洗港と北海道の苫小牧港を結んでいます。
車を載せて行けるため私は引っ越しで利用しましたが、旅行で利用している方も多いです。
「関東・北海道間を、自家用車とともに移動したい」
「船に乗ってのんびり旅をしてみたい」
そんな方にぴったりのフェリーだと思います!
この記事では、実際に乗ってみて良かったことや気づいたことなどをまとめました。
これから商船三井フェリーを利用したいと考えている方の参考になれば嬉しいです。
商船三井フェリー『さんふらわあ』はこんな船!
商船三井フェリーには、夕方便と深夜便があります。
- 夕方便は、『さんふらわあ さっぽろ/ふらの』
- 大洗から19時45分発、苫小牧からは18時45分発。
- 深夜便は、『さんふらわあ しれとこ/だいせつ』
- 大洗から深夜1時45分発、苫小牧からは深夜1時30分発。
いずれも約18時間~19時間の航海となり、夕方便では翌日の昼過ぎに、深夜便では翌日の夜に到着することになります。
深夜便の場合、翌日まで丸一日移動にかかってしまうことになるので、旅行や家族連れの方などは夕方便がおすすめです。
お得に予約をする方法
乗船券を購入する方法は3つあり、
- インターネットで予約
- 電話で予約
- 当日ターミナル窓口で購入
ができます。
この3つの方法の中では、インターネット予約がおすすめです。
会員登録なしでも予約ができ、インターネット割引で5%引きで乗船できます。
また、学割や往復割などもあるので詳しくは商船三井フェリー公式ホームページから確認してみてください!
港に着いたらどうする?乗船の流れとターミナルの様子
港に着いたら…と書きましたが、その前に!
出発前にメールで送られてくる『乗船手続き用QRコード』を印刷しておきましょう。
ターミナルでの手続きがスムーズにできますよ。
さて、ここからが港についてからの流れです。
今回は車で行く場合の流れを中心に書いていきたいと思います。
まずは、フェリーが出港する大洗港フェリーターミナルへ。
港方向に進んで行くと、右手にターミナルの建物が見えます。

建物の前に、手続きをする人用の駐車場があるのでそこに停めます。
もし満車の場合は、生け垣の後ろ側が無料駐車場になっているのでそちらへ。
車で乗船の場合は車検証が必要になるので、忘れずに持っていきます。
1階の自動ドアから入り、まずはコロナ対策のため検温をおこないます。※2021年3月時点
検温が済んだら受付に提出する紙をもらいますので、事前に印刷した手続き用QRコードと一緒に持っていきましょう。

受付にQRコードと車検証を渡し、乗船券や説明事項のプリントを受け取ります。
車の場合は駐車場所についての説明を受けます。

車は所定の場所に並べて駐車。
この列の番号順に船に乗り込んでいくかたちになります。
これを車の中に置く 乗船券には部屋番号などが書いてある
乗船まで時間があるので、フェリーターミナルを探検することに。
待合ロビー ロビーにあるパンフレット 売店&レストラン レストランの券売機
2階には、売店とレストラン、待合ロビーがあります。
レストランは食券を買う方式になっています。この時間に食べる人は少なそう。
ロビーにはさまざまなパンフレットが置いてありますので、旅のお供にもらっていくのもいいですね。
北海道の十勝あたりのパンフが多めです。

車以外の人が乗船する際に通る乗船口です。
手続きをする『新館』と、船へ向かう『旧館』をつなぐかたちになってます。
いよいよ乗船!そして部屋へ。
6時になり、乗船スタート。
乗船時は安全確保のため撮影禁止なので、画像はありません。
例外もありますが、基本的には列の順に乗船していきます。
前の車についていけばOKです。係員の方が誘導してくれます。
駐車が終わったら、階段やエレベーターで宿泊階へ。
宿泊する場所は
- ツーリスト(雑魚寝)
- コンフォート(カプセルホテルのような感じ)
- スーペリア(個室。窓なしと窓ありで値段の違いあり)
- プレミアム(バルコニーありの個室)
- スイート(お金持ちが泊まるとこ)
がありますが、今回はコロナ渦のため個室のほうが安心できると思い、『シングルスーペリア』にしました。
部屋に入ると、こんな感じ。

テレビもあります。

シングル用ですが、ベッドは2つあり(うち一つは簡易ベッド)アメニティも2人分あります。

アメニティグッズ内容:
タオル、ボディタオル、使い捨てスリッパ
コットン&綿棒&ヘアゴム、歯ブラシ、ウェットティッシュ
シャンプー、コンディショナー、シャワージェル

備品:
バスタオルと部屋着が2セット
ポット、ドライヤー、冷蔵庫
コンセントは室内5箇所にあります。

トイレは温水シャワーつき。

シャワーもありますが、この小さい三角コーナーです。
狭いので使いづらそう…。船が動いてからだと転倒の危険もあるので、どうしてもという場合以外は大浴場のほうを使うのが良さそうです。
船の中での過ごし方!夜編
乗船してから船の出港まで少し時間がありますが、ここで忘れずに酔止めを飲みます。
おすすめの酔止めは『アネロン』。一回飲むと一日効きます。

酔止めを飲んだら、まずは大浴場へ。
大浴場は5階にあります。
紳士 婦人
コロナ対策で、使えるロッカーの数を制限することで人数制限をしていました。
乗船直後は人も少ないので、安心して使えるかと思います。
大浴場の備品はリンスインシャンプーとボディーソープのみ。
洗顔料などは自分で持っていった方が良さそうです。
脱衣所にドライヤーがありますが、銭湯にある感じの風量の弱いやつです。
短い髪の人はすぐ乾かせますが、長い人は時間かかりそうです…。
800wまでのコンセントはあるので、マイドライヤーを持ち込むことができますが、部屋にあるドライヤーは1200wのためここでは使用できません。
混んでいる場合はひとまず部屋に戻って、部屋のコンセントとドライヤーを使用するのがいいかもしれません。

風呂が終わったら船内探検へ。パブリックスペースは広々としていて、おしゃれな感じです!
通過する灯台情報。見たのに灯台探すの忘れてしまった… 大洗を舞台にしたアニメ『ガールズ&パンツァー』の紹介も。笑
掲示板には日の出日の入り、通過する灯台の情報などがあり船旅を楽しむヒントが掲示されています!
自動販売機がたくさんあります。
ソフトドリンクは130~160円程度、
お酒は170円~350円と高めです。ちなみに酒類の自販機は22時までになっています。

レストランは6階に。
夕食は定食が4種類ありました。
価格帯は1000円~1500円。
サイドメニューもあります。
今回は節約中のため買ってきたパンで済ませましたw

ショップでは、レンチンで食べられる食材やカップ麺、アイスなどのほか、
さんふらわあオリジナルグッズや北海道のお土産などが売られています。
レンチン食材は650円ほど。担々麺などがありました。
レンジは給湯室にありましたので、ここで温められますね!(写真がブレててすみません…)

そして夜は本を読むなどして、就寝。
スーペリアのベッドの寝心地は普通ですw
揺れについては、上下の小さな振動と波による斜め揺れが混ざったような感じです。
大きな船なので、乗り物に弱い人でなければそんなに酔うこともなく快適に過ごせると思います。
それから、季節によるかもですが部屋の乾燥が激しいので、寝る際はマスクをしたり濡れタオルを干したりして対策をするのがおすすめです!喉がカラッカラになります…
船内のネット環境は…
ちなみに、気になる船内のネット環境ですが…
正直、微妙です。
船内中央部分の部屋ではネットは全く繋がりません。
窓際に行くと4Gが少しだけ繋がりますが、時間帯によっては全くつながらないことも。
海の上のため、陸から離れたところでは必然的に電波は弱くなります。
一応、船内無料Wi-Fiはあるのですが…、こちらは現在テスト中のようです。※2021年3月時点
陸上からの4G電波を船上で受信して増幅し、船内に発信するものなので、4Gと同じく陸から離れると使えません。
私のスマホでは、Wi-Fiの保存はできましたがネットへの接続は一度もできませんでした。
普通に4G使ったほうがなんとか繋がるような状態でした。
そんな感じで、船内でネットを使うのは難しいため乗船中はデジタルデトックスしたい人には最適かと思います(^_^;)
船の中での過ごし方!朝編

朝食はレストランでのバイキング。料金は1200円です。

ちょっとお高め…。船の中なので仕方ない?
バイキングって、最初和食にするか洋食にするか決まらずに両方ミックスした感じになりますよねw
ちなみにコロナ対策として、入り口での消毒とビニール手袋をつけての取り分けになります。※2021年3月時点
バイキングなのでおかわりは自由ですが、念のため取り分けは一回で済ませておきました。
窓際の席なら窓から海を眺めながら食事ができます。

朝食が終わり、まだ時間があるため残った時間は部屋やプロムナードで過ごしました。
船は定刻通りに到着。
下船にかかった時間は30分ほどでした。
まとめ
長くなりましたが、乗ってみてわかったことのまとめです。
- 予約はネット予約がお得!
- コロナ対策は、受付時の検温、消毒薬設置、バイキングでの手袋着用。※2021年3月時点
- スーペリアルームは比較的快適。寝るときは部屋の乾燥に注意。
- 大浴場は乗船直後に行くのがおすすめ。
- 船内のネット環境がいまいち。
- プロムナードが広くて綺麗!
商船三井フェリーは関東と北海道を快適に移動できる船でした(*^^*)
飛行機も良いですが、フェリーでは船旅ならではの楽しさも味わえますので、興味のある方はぜひ乗ってみてください♪
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