小さい昆虫の脱走防止に!100均の虫かごをプチ改造

雑記(メイン)

暖かくなってきて、昆虫を自宅で飼育する虫好きな人々も増えてきているかと思います(?)
昆虫の飼育をする容器と言えば、本体が透明で取り外せるフタのついたものが一般的。

横から観察しやすかったり、四角いので置きやすかったりと、大変便利なケースです。

最近では、ダイソーなど100円ショップでも少し大きめのものが300円、500円で購入できたりもしますね。

この虫かごですが、フタの空気穴(網目)が結構大きいんですよね。ケースを登れる小さな昆虫なら簡単に脱走できてしまいます。

そんな虫かごを、良い感じに改造しましょう!

今回は100均の透明プラケースのフタを加工する様子を紹介します。小さい昆虫を飼育する方はぜひ試してみてください\(^o^)/

塞ぎたい、この隙間

この隙間!

生物を飼う時に、空気が出入りするためのこの網目。呼吸のために大切な穴です。

でも、この穴(隙間?)があると、ここを通れる虫は脱走し放題。

今、カマキリの卵の孵化を待っているところですが、孵化したてのカマキリの幼虫なら容易に抜けられてしまいます。

空気を通しつつ、脱走を防止したい。そこで今回の加工大作戦です。

用意するもの

使うものは以下の2つ+道具。

  • 不織布
  • 両面テープ
  • カッター、ハサミ

これでいきます!

手順

両面テープを貼る

まずはこんな感じでフタの内側、網目の部分に両面テープを貼っていきます。

一番外周の部分に隙間ができないように貼るのがポイント。

不織布を貼っていく

イメージとしては、こんな感じに不織布を貼りたい。

不織布は虫かごのフタより少し大きめにカットしておきます。

不織布が用意できたら、さっそく貼っていきます!

両面テープの紙は貼る部分から順番に少しずつ剥がしていきます。

まず内側を貼って、不織布を軽く引っ張りながらシワにならないように貼り付けていくのがポイント。

隅の部分は浮かないようにピッチリとつけます。指先や爪で形に沿ってピーッと押し付けていくといいかも。

全体に貼り終わったところ。

透明の窓部分は開閉できるようにしたいので、窓の大きさより少し小さめに不織布を切ります。

窓を開いてカッターで空中切りしました。ピンと張ってあったからか、意外と切りやすい。

そして、まだテープで貼っていない窓のキワのところ。

ここは細いので幅の狭い両面テープを使うか、太い両面テープを縦半分に裂くとちょうどいいです。

キワの部分も同様に、テープを貼って不織布を貼り付けていきます。

仕上げ

窓のキワも両面テープで晴れたら、周りの余分な部分をカットします。

ここはお好みで、不織布がはみ出たままフタを閉めてケースの間に挟んでしまうのもありです。

ただ、横から見た時などはスッキリしているほうが見やすいかも。

ここで、余分な部分を切るときの注意点。

フタの大きさよりも少しだけ大きめに切ります。上の写真のような小さな穴も塞いでおくためです。

窓を開閉するクリップの部分にも小さな隙間があるので、覆うようにして不織布をつけます。

完成!通気性を保ったまま、小さい虫の脱走を防止できる虫かごに加工ができました!!

使用時の注意点

この虫かごですが、カマキリやいもむしなどの飼育には向いていますが、ゴキブリなど雑食性の昆虫はこの不織布を食い破ってしまう可能性があります。

そういった昆虫を飼育する際は、フタに関係なくタルクやワセリンなど壁のぼり防止になるものをケースのフチに塗っておくことを推奨します!

また、両面テープは水に弱いものもあったり、不織布も耐久性は弱いため、何年にも渡り長期間使用することは難しいです。時々様子を見て、剥がれたり破れたりした場合は貼り直すようにするのが良いでしょう。

まとめ

今回は不織布を使用しましたが、もう少し目の粗い「網戸補修シール」などでも加工可能です。

飼育する生物によっても使い分けられるので、ぜひ色々試してみてください。

100円ショップには昆虫の飼育に役立つグッズが案外たくさん売られています。

今回の記事が何か昆虫飼育の参考になりましたら幸いです(^^)

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