北海道博物館に行ってきた!感想とアクセス・料金などまとめ

雑記(メイン)

先日、職場関係の知り合いの方から「北海道博物館でオサムシの展示やってるよ!」と情報をいただきました。

どうやらプチ展示でオオルリオサムシなどの標本が展示されているらしい。

北海道博物館は北海道の自然や歴史について展示している博物館。以前にも行ったことがありましたが、オサムシがクローズアップされているということで再び行ってみることに。

北海道博物館は全体的な内容は「ザ・博物館」って感じなのですが、アイヌ文化やブラキストン線の北側の生物など、北海道ならではものについて紹介されているのでなかなか興味深いです。

今回はそんな北海道博物館について紹介したいと思います!

北海道博物館へのアクセス、料金など基本情報

アクセス

所在地
〒北海道札幌市厚別区厚別町53-2

アクセス方法

車の場合

  • 国道12号線から野幌森林公園入口を曲がって入り、坂を上がっていくと到着。
    無料駐車場あり。北海道博物館駐車場、百年記念塔前駐車場、開拓の村駐車場の3ヶ所。

電車・バスの場合

  • 地下鉄新さっぽろ駅、JR新札幌駅から
    ジェイアール北海道バス新22『開拓の村行き』約15分→『北海道博物館』で降車
  • JR森林公園駅から
    ジェイアール北海道バス新22『開拓の村行き』約5分→『北海道博物館』で降車

開館時間・入場料金

開館時間

5月~9月9:30~16:30(最終入館16:00)
10月~4月9:30~17:00(最終入館16:30)

休館日

月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)

入館料

一般600円
大学生・高校生300円
中学生以下(生徒手帳など年齢のわかるものを提示)無料
65歳以上(健康保険証など年齢のわかるものを提示)無料
障害者手帳をお持ちの方無料

その他、年間パスポート(1,100円)、開拓の村との共通チケット(一般1,200円/大学生・高校生700円)などお得なチケットもあり。

詳細は北海道博物館公式ホームページからご確認ください。

飲食できるところ

1階の「グランドホール」にカフェあり。
コーヒーなどの飲み物、パンなどの軽食が販売されています。

持ち込みの場合、中2階のラウンジも利用可能。

実際に行ってみた感想

2種のゾウに注目

マンモスゾウ

総合展示室の入口を入ると目の前にマンモスゾウとナウマンゾウが出迎えてくれます。

『北と南の出会い』という展示です。日本列島が大陸とつながっていたころ、南からはナウマンゾウが、北からはマンモスゾウがやってきました。

日本でマンモスゾウの化石が見つかっているのは北海道だけ。つまり、国内でナウマンゾウとマンモスゾウの両方が生息していたのは北海道だけということになります。
これまではこの2種は生存していた年代が異なるとされていましたが、2012年の研究で時代が重なる部分もあるということがわかり、2種が「共存」していた可能性が出てきたようです。

北海道独自の文化と食生活

歴史の教科書でおなじみの「弥生文化」は、東北地方まで広がりましたが北海道までは到達していません。
本州やサハリンからの影響を受けながら、北海道では独自の文化が発展していたようです。

私は歴史にそこまで詳しくありませんが、北海道は文化的にも生態学的にも、北と南の両方の影響を受けた特殊な立地だったのだなぁと感じました!

個人的にこのへんで興味深かったのは、アイヌ民族か和人に送られた交易品。
干した鮭、タンチョウの塩漬けなど、こういった食材も北海道ならではだなぁと思いました。

アイヌ文化の展示

子熊を飼う檻

アイヌ文化の展示コーナーは、ゴールデンカムイを読み始めた自分としては読む前に訪れた時よりも楽しめました!

クマを飼う小屋とか、チタタプとか。

民族料理ってちょっと食べてみたくなりますよね。
イクラをまぶしたジャガイモの団子がどんな味なのか気になります。

現在の北海道に生息する生物

自然や生物のコーナー。

子どもでも楽しく学べそうなハンズオンがありますが、残念ながらコロナ対策のため休止中。

陸や海のそれぞれの生き物どうしのつながりがわかるようになっています。

近年問題になっている外来種の展示パネルも。
カブトムシやトノサマガエル、ヒキガエルも北海道では「国内外来種」。
カブトムシはホームセンターでも簡単に手に入るので、飼って増えすぎて放してしまう人も多そうです…。

もともとカブトムシの生息していなかった北海道。在来の昆虫などにどんな影響が出てくるのか心配なところ。国内と言ってもあなどれません。

気軽に飼えてしまうペット。縁日のミドリガメのようなことにならなければいいですが…。

クローズアップ展示『オサムシ』

北海道博物館は、総合展示室の所々にクローズアップ展示のコーナーがあります。

生き物コーナーのクローズアップ展示は、2021年4月現在『オサムシ』がテーマ。
8月12日まで展示されているようです。
じつは今回、これを目的に見に来ました(^o^)

北海道固有種のオサムシ、「オオルリオサムシ」「アイヌキンオサムシ」
その美しい姿はまるで宝石のようで、人気の高い昆虫です。

個体差、地域差も大きく青色から緑色、赤色までカラーバリエーションが多いのが面白いところ。

展示コーナー自体は小さいですが、これらの標本が2つのドイツ箱の中いっぱいにずらりと並べられています。圧巻!!

いやー、良いものを見れました!

北海道博物館をオンラインで楽しむ

そんな北海道博物館ですが、5月になってHPを確認すると、なんと臨時休館(;_:)コロナ禍の影響ですね…。5月1日~5月11日まではお休みとのことです。

ですが!北海道博物館の公式サイトはお家でも楽しめるよう、色々なコンテンツが充実しています。

2~3月に開催された特別企画展「北海道の恐竜」の様子もオンラインで公開中。
動画がたくさんあり展示を見に行けなかった人も自宅で楽しめますね!

総合展示室などの解説ボードもオンラインで読むことができ、プチ博物館見学をすることができます。

ステイホームの時期に、自宅でのんびり見てみるのもおすすめです。

まとめ

今回、北海道博物館に行った感想を紹介しましたが、まさか臨時休館になってしまうとは…。

平日ならあまり混んでおらず、消毒や検温などの感染対策もしっかりとされているのですが、感染を拡げないためには仕方のない措置なんですよね。

北海道博物館は、『北海道の歴史や自然』のことが学べる博物館です。

個人的に思った点は、解説パネルの文章が堅すぎず読みやすい。文章が柔らかい印象なんです。

こういった博物館って、特に古いところはそうなのですが説明が淡々としていてあまり面白さを感じないところもあります。
ですが、北海道博物館の解説はスッと読めて頭に入ってくる文章。そして、読むと「へぇ~!」と納得。

そして季節ごとのクローズアップ展示。何度も足を運びたくなります。

コロナが落ち着いてきて営業が再開したら、お近くの方はぜひ見学に行ってみてください(*^^*)
色々な発見ができると思いますよ!

コメント