春ですね~(*^^*)
こちら北海道ではまだまだ雪も残っており半分冬景色ですが、ヒバリやシジュウカラのさえずりも聞こえてきて、春の訪れを感じています。
先日、散歩に出かけると雪解けした土からフキノトウが顔を出していました。

かわいい。
小学校の時に国語の教科書で読んだ『ふきのとう』、好きだったな。
「そういえば、フキは好きだけどフキノトウって食べたことなかったなぁ~」
と思い立ち、フキノトウを採集して食べてみることに!
この記事では
- フキノトウの選び方・採り方
- 調理方法
- 食べてみた感想
について紹介していきたいと思います!
フキノトウを採集!選び方と採り方について
フキノトウが採れる時期
フキノトウが採れるのは、春先の雪が溶けてきた頃です。以下、早い順に
- 西日本:1~2月頃
- 東日本:2~3月頃
- 北海道、積雪の多い山間部など:3~5月上旬頃まで
フキノトウは土から顔を出すとあっという間に花が咲き茎が伸びてしまうので、雪解けや暖かさを感じたらすぐに探しに行きましょう!
おいしいフキノトウの選び方と採り方
フキノトウは、大きくなればなるほど苦味が強くなります。採集する時は
- つぼみが硬く閉じているもの
- つぼみが割れて、花芽が少しだけ見え始めるくらいのもの
を選ぶのがポイント!土から出たばかりのものを狙いましょう。


↑このくらいまで開くと開きすぎです。
採る時は、根本をつまんでポキっと折るか、ひねるようにして採集します。
この時注意することがあります。
フキノトウの根は有毒です!
根は採らずに、つぼみの部分だけ採取しましょう!
じつはフキやフキノトウには毒(ペタシテニン、ネオペタシテニンなど)があるんです!
この毒は水に溶けるため、茎やつぼみはアク抜きをすれば問題はないですが、根っこには多くの毒が含まれています。
フキノトウの根っこを食べるのはやめましょう。
また、つぼみでも一度にたくさん食べすぎるのはやめておいたほうが無難です。
フキノトウの調理方法
下準備
採ってきたフキノトウをきれいにする

採ってきたフキノトウには、土や草などがついています。
食べられるよう、外側の茶色くなっている部分を剥いていきましょう。
根元もハサミか包丁でカットします。

小さいレタスみたい(笑)これで不要な部分の除去は完了です!
アク抜きは必要?
前の章で書いた通り、フキノトウには天然毒が含まれています。
大量に食べなければ問題はありませんが、おひたしや和え物にする場合は苦味も強くなるのでアク抜きをするのがおすすめ。
アク抜き方法は以下の3つです。
- 塩の入ったお湯で茹で、冷水にさらす
- 重曹の入ったお湯で茹で、冷水にさらす
- 水にひたして30分ほど置く
天ぷらの場合は、アク抜きは不要のようです。
今回は、一応全部水にさらしてから調理をしてみました!
フキノトウの天ぷら
衣は、市販の天ぷら粉を使用。
パッケージの裏面を見て、必要な分量の天ぷら粉と水を混ぜ合わせます。
そして、フキノトウに衣をからめて…

油は170℃~180℃ほどに。
衣を落として、少し沈んですぐ浮き上がるくらいが目安です(^^)

熱した油にそっとフキノトウを入れます。
我が家では揚げ物用の鍋がないので、フライパンで。
油が浅いのでひっくり返しながら様子を見ました。

ブクブク出る気泡が小さくなってきたら、取り出し。
ん?なんか衣つけすぎたかな?wからあげみたいな見た目に(^_^;)
まあいっか!完成!!
フキノトウとベーコンの炒めもの
全部天ぷらにすると油っこすぎるので、半分は炒めものにしてみました。
以下、てきとうレシピですw
用意するもの
- フキノトウ・・・・・6~8個
- 薄切りベーコン・・・1パック
- 塩胡椒・・・・・・・少々
- しょう油・・・・・・小さじ1
- オリーブオイル・・・小さじ2
フキノトウは4分割くらいに切って、水にさらし、薄切りベーコンは1cm幅くらいに切っておきます。

フライパンにオリーブオイルを熱し、フキノトウを投入!
しんなりするくらいまで炒めます。
北海道なのでエキノコックス卵も怖いし、火はしっかり通したいところ。(さらっと怖い話)

フキノトウがしんなりしたら、続いてベーコンを投入!
ちょっと焦げ目がつくくらいまで炒めます。
ベーコンに火が通ったら、塩コショウをパラパラして、ついでに醤油をちょっぴり垂らし、全体にからめて・・・

よし!完成!!
食べてみた感想
盛り付け!

天ぷらは素材の味を楽しむため、塩でいってみようと思います。
(ほんとは天つゆ作るのが面倒だっただけだけど…)
では、実食!
天ぷらは…
サクサクの衣の中に、柔らかいフキノトウ。
衣の甘さとフキノトウの苦さのバランスが良くて、おいしい!
噛むと独特の香りと苦味が口の中に広がります。
塩のしょっぱさがすごく合う。
春の味だ~!
そしてベーコン炒めは…
こちらも、苦味もありつつベーコンの旨味がいい感じに混ざっています。
お弁当にも良いかも。
まとめ
ここまでのまとめです!
- フキノトウを採る時は、つぼみが閉じているものを選ぶ!
- フキノトウの根っこは有毒なので食べてはいけない
- 和え物などはアク抜きをして食べる。天ぷらはしなくてOK
- 味は苦めだけどおいしい!天ぷらは塩で食べるのがおすすめです
春の山菜の中では最も身近なふきのとう。
すでに食べごろが過ぎてしまった地域もあると思いますが、スーパーなどで出回っているものもあります。こちらは自分で採るよりも安心感がありますね。
この時期にしか食べられない春の味覚、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
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