北海道にも本格的な虫シーズン到来!散歩で見つけた昆虫&植物

フィールド日記
むしねーさん
むしねーさん

こんにちは、こんくりです!

昆虫など、生き物や自然情報を発信しています!

北海道も20℃を超える日が多くなってきました。少し前までは気温も2桁いくかいかないかくらいだったのですが、夏がぐんぐん追い上げてきた感じです。

今回は、5月18日に散歩で見かけた昆虫&植物を紹介していきます~

5月に北海道で見られる昆虫&植物紹介

アゲハが飛び交う季節の到来

北海道(道央)では、アゲハチョウと言えばキアゲハ
幼虫はセリ科の植物を食べるのですが、農家さんからは「ニンジン虫」と言われて厄介者扱いされるほどたくさんいます(^_^;)

タンポポにとまるキアゲハ。眼がくりっとしていて可愛い♪

キアゲハは、なわばり(テリトリー)を張る習性があり、自分のテリトリーに入ってきた他のチョウやトンボなどをものすごい勢いで追い払っているのをよく見かけます。

そして、一番いい場所(?)で翅を拡げて止まりアピール。
時には人間にも向かって飛んできて威嚇します。

このようなテリトリーを張る行動は通常雄が行うそうです。

今回散策した丘では、頂上がキアゲハたちの人気スポット。
5~6頭のキアゲハたちが追いかけっこ・・もといテリトリー争いを繰り広げていました。

ミヤマカラスアゲハも2頭ほど飛んでいましたが、キアゲハたちの方が強気。上空から降りてきたミヤマカラスアゲハを追い払います。

ミヤマカラスアゲハは残念ながら撮影できませんでしたが、キアゲハの目を盗んで丘の上のシバザクラから吸蜜しているのを観察できました。

丘では、シバザクラが満開。

青空にピンク色の花が映えて綺麗ですね(*^^*)

ミヤマカラスアゲハやキアゲハがシバザクラから吸蜜するのは初めて知りました!

他にもモンキチョウスギタニルリシジミなども花畑に訪れていました。

オオウバユリとカタクリハムシ

北海道では森の中でよく見かける、オオウバユリ
ユリ科の多年草です。

アイヌの人々からは『トゥレ』と呼ばれ、球根からでんぷんを採って食用にされていたそうです。

漫画『ゴールデンカムイ』でも登場します(^^)

アイヌ文化の森伝承のコタン(旭川市)で撮影

固めた形はドーナツのような、穴の空いたフリスビーのような不思議な形。

そんなオオウバユリの葉の上でよく見かけるハムシがカタクリハムシ

カタクリやウバユリなどの葉を食べる甲虫です。

赤い体が特徴的で、前翅には細かい点々があります。

別名「アラメトビハムシ」。ノミハムシの仲間なので後脚の腿が太いですが、あまりピョンと跳ねるのは見たことないですね。

白いスミレはニョイスミレ?

スミレはまだ勉強中なのであまり自信がありませんが、おそらくニョイスミレ

ニョイスミレは「ツボスミレ」とも呼ばれるそうです。
「ツボ」とは「庭」という意味の古語。身近なスミレってことですね。

フキノトウの育った姿は綿毛

4月にたくさん見かけたフキノトウ、大きくなって綿毛になっていました。

ふわふわ!

フキはキク科ですが、キク科には綿毛を飛ばすものが多いですよね。
タンポポ然りノゲシ然り。

まとめ

アゲハの仲間も飛び始めて、いよいよ本格的な虫活シーズン到来!といった感じでわくわくしてきました\(^o^)/
今年は植物のことも勉強して、色々発信できたら良いなと思っています♪

これからも北海道を中心に自然&生き物情報をお伝えしていきたいと思うので、よかったらまた覗きに来てくださいね。

参考&おすすめ図書

  • ハムシハンドブック(文一総合出版):ハムシのことならこの一冊!

  • スミレハンドブック(文一総合出版):スミレの種類を調べたいときに

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