3月10日に孵化したベニシジミの幼虫が順調に成長しています。
前回、『ベニシジミ飼育日記』からの変化をご覧ください。
孵化までの記録はこちら↓
3齢から4齢へ
前回は、孵化後8日目までの様子を紹介しました。
↓こちらが3月18日時点の様子

さて、ここから4日後の写真がこちらです↓
孵化後11日目/3月21日

写真だとあまり違いがわかりません!(^_^;)
でも、大きさは6mmほど→8mmほどに成長しています。
4日間のうちに静かに脱皮もおこない、幼虫は4齢になりました。
食痕を見ると、葉の表皮は残して食べています。
ただ食欲はもりもりと増し、食痕もこんな感じに。

反対側の表皮だけ残し、削り取るようにして食べているようです。
窓みたい。
しかし、そんなに食べるなら表皮も全部食べたらいいのに…?

3齢の個体もまだいます。こちらは1日ずっと動かず、脱皮しそうな雰囲気。
4齢から5齢へ
孵化後13日目/3月23日
ここにきて、成長の早い個体がすでに5齢(終齢)になっていることに気づきました。

大きさは約1mm。
そして、見てください。
食痕が薄皮なしになっている!!
そこかい、って感じですが大きな変化。
昆虫の幼虫は脱皮するごとに顔のサイズが大きくなっていきますが、口が大きくなったことで葉っぱ一枚の厚みもかじれるようになったのかしら。
1~4齢までと明らかに食痕が変わったので、成長を感じました(*‘ω‘ *)
かわいい顔が見えた!
5齢になって大きくなってきたので(とは言っても1cm程度ですが)、いつもよりちょっといい写真を撮ろうとチャレンジ。

白バックで。
よく見ると、全体に白っぽい点々があるんですね。
そして、生まれたての時はふわふわ生えていた全身の毛がショートカットに。
シジミチョウの仲間は普段、顔が見えません。
歩いている時などは周りの様子を探るために頭部を上げていることがあるので、そのタイミングを狙ってみます。
葉っぱの上に戻してやると、居心地の良い場所を求めて歩き始めました。

あっ、顔見えた!

えっ・・・めちゃくちゃ可愛くないですか!?!?
黒い点々の眼に茶色い口。
それはもう、絵本に出てきそうな姿ではありませんか・・・

ほら!このシーンとか完全にファンシーな絵本です。
ベニシジミがこんなに可愛い顔をしていたとは。
やっぱりいもむしは良いな!
そして、幼虫飼育は終盤へ~そこに起きた悲劇
じつは、このベニシジミを飼い始めたのは3月上旬、場所は関東地方。
関東地方、もう春だったんですよ。
そして、飼育を続けながら北海道へ引っ越してきました。
北海道は、まだ冬の終わりかけ…
食草のギシギシはまだ雪の下です。
なので、ギシギシを関東から切って持ってきたのです。
食草もつかな?というのは最初からの懸念事項でしたが、水を入れたビンに挿しておくと意外と日持ちも良く。
予備で持ってきたギシギシは切り口に水を吸わせて、冷蔵庫にて保管していました。
飼育ケースの食草がだいぶ食べられてきたため、交換をしようと冷蔵庫から出し、そのままビンへ追加。
はい・・・、おそらくですがこれが失敗でした。
考えればわかることだったんですけど。
冷蔵庫から出した植物を常温の水に挿したら、温度差でしおれました(´;ω;`)

ミスったぁぁぁああ(´;ω;`)

一応、もともと挿していたギシギシ(右上と左上)は食い跡多いけど元気です。
新しい葉は、1日目は食べてくれたけどあまり状態が良くないためすぐに交換。
現在は、最後に予備で残していた2本のギシギシを追加して蛹になるまで踏ん張るところ、です…。
せっかく冷蔵庫の中での鮮度は良かったのになぁ。
この教訓を活かして、最後のギシギシを水に挿し直す時は冷水から常温に慣らしました(^_^;)
さて、蛹化まであと少し。
ベニシジミ、早く大きくなってくれ。
そしてギシギシ、もう少しだけ頑張ってくれ~!
続く。
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