みなさん、ベニシジミというチョウを知っていますか?
小さくてオレンジ色の・・・
こんなチョウ!

身近にいるので見たことある人も多いかもですね!
知らない人に向けて、軽く解説しますね。
ベニシジミは、北海道から九州まで広い地域でよく見られるシジミチョウの仲間です。
冬の間は蛹の姿で春が来るのを待ちます。
3月下旬くらいになって、暖かくなってくると蛹から羽化して成虫が現れます。
ちょうど今くらいの時期に活動が始まってきたところですね!
ベニシジミを捕まえて観察した
家の周りを散歩していたら、ベニシジミやモンキチョウがちらほら。
何匹か飛んでいるベニシジミを目で追っていると、
草に降りて交尾をはじめました!!

上にいる大きい方がメス、下の小さい方がオスと思われます。
この2匹ですが、交尾した状態でそーっとケースに入れ、連れ帰ってきました。
ベニシジミの幼虫を観察するため・・・、
採卵をしてみようと思います!!

というわけで、帰宅してさっそく採卵セットを作成。
虫かごの中にティッシュを敷き、食草のギシギシの葉をボトルに挿します。
できるだけ葉との接触が多くなったほうが良いかと思い、小さめの虫かごにたっぷりの葉を入れました。
成虫がお腹を空かしてはいけないので、水で薄めたはちみつを垂らしたティッシュを水色のトレーにのせて、
捕まえてきたベニシジミを入れ、完成です!
上の写真はちょうど蜜を吸ってくれているところです(*^^*)
花の形はしていないけど、ちゃんと餌と認識して口を伸ばしてくれています。
吸っているところをよく見ていると、白い顔に黒い複眼。
とっても可愛らしい顔をしていました。
翌日、産卵が始まった!!
翌日、ベニ子とベニ男(勝手に命名)を観察してみると・・・
ベニ子ぉぉぉぉ!!
なんていい子なんだ・・・
さっそくギシギシの葉に、卵を産みつけているではありませんか。

こちらが、ベニシジミの卵。
大きさは0.5ミリくらいかな?
拡大するとクレーターがたくさんあります。
ベニ子、よくやった。
あまり卵を取りすぎると自然界にベニ子の子孫が残せないので、1日採卵してもとの場所にリリースしました。
ありがとう、ベニ子とベニ男。
卵の発育状況は随時このブログでアップしていきたいと思います!!
それでは!
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